社会と生活は当たり前に地続きで、その"生活"を剣心が地に足をつけて営みながら他者を助ける剣を振るい続けることこそが本当に大切だと思う。
だから所帯を持ちながら救民護衛の剣を振るい続ける北海道編もとても好きだ。
生活の中に幸福を見出すことで守りたかったものの実態を知るだけでなく、どんなに綺麗事だ偽善だと言われても甘っちょろい戯れ言を貫き通して僅かばかりでも世の中を良い方向へ押し上げようとする一人ひとりの選択こそがほんの少し社会を変えるのだ、という希望を感じる。 #る
だから所帯を持ちながら救民護衛の剣を振るい続ける北海道編もとても好きだ。
生活の中に幸福を見出すことで守りたかったものの実態を知るだけでなく、どんなに綺麗事だ偽善だと言われても甘っちょろい戯れ言を貫き通して僅かばかりでも世の中を良い方向へ押し上げようとする一人ひとりの選択こそがほんの少し社会を変えるのだ、という希望を感じる。 #る
人間と人間が互いに一緒に居たいと望んだ結果、共に暮らしを営むということ。自立した一個人としてその選択を己の意志で選び取ったこと。相手を慈しみ共に生活することで持ち得る"生の実感"に果てしなく惹かれる。 #る
告白(後編)で剣心がどんなものでも移ろいゆくよ、変わらないものなどないよ、と言っているのもめちゃくちゃ好きだし、それに対する薫の「私は剣心と一緒にずっと居たい」という言葉選びがとても好きだ。その上ただいまと口にしたのは流浪人になってからは京都から帰ってきたあの時が初めてだよ、って剣心の返答も好き(実は東京編で既に2回ほどただいまと口にしているけど、剣心本人の認識が神谷道場=今の己が帰る場所ってことなのが大事)。
「告白」と言うタイトルでこの会話を持ってくるところが本当に本当に最高すぎる。
時代も人も常に移ろいゆくものだけど、それでも、ただあなたと一緒にずっと居たい、という在り方がめちゃくちゃいい。一緒に居る理由は「一緒に居たい」というだけでいい。 #る
「告白」と言うタイトルでこの会話を持ってくるところが本当に本当に最高すぎる。
時代も人も常に移ろいゆくものだけど、それでも、ただあなたと一緒にずっと居たい、という在り方がめちゃくちゃいい。一緒に居る理由は「一緒に居たい」というだけでいい。 #る
でも、どれだけ多くのものを保留にしながらそれを携えて生きていけるのかが大切だ、みたいなセリフが森博嗣先生作品であった、と、思うんだけど、あれはなんてタイトルの本だっただろう。