運命によってどんなに離れようとしてもどうしても離れられない関係というよりは、いくらでも互いの思いやりや意思が欠ければすぐに解けるけれど地道で確かな選択と心ある言動によって生活を共にできる関係が好き。そういうごくありふれた関係を見つめていたい。ありふれているようでいて、でもそれは互いの意思が欠ければ維持しようとしてもいくらでもすぐに壊れるものだと思ってる、からかな。 #る
夕暮れも好きだけど真っ暗なところからだんだん街の音が聞こえてきてほの明るくなってくる朝明けも好きだな〜。表紙にも描いた瓦斯燈は「点消方」という専門の人たちが一人あたり50〜100基を担当して夕方に点けて朝に消して回ってたらしいのだけど、これくらいの時間には走り回ってたのかな。 #る
「その日から剣心がいて薫がいて俺の夢も始まった」っていう弥彦がめちゃくちゃ好きだし、そこからの成長痛というか、成長に伴う痛みとかつての無邪気な自分との別れとほんの少しのさみしさが、凄く、好き。 #る
緋村剣心という名が歴史に刻まれずに消え去って、ただ彼とともに過ごした誰かの記憶が語り継がれていって欲しい。 #る
「人斬り抜刀斎」は伝説と化したかもしれないけど、「緋村剣心」は歴史に名を残さずに消えていくんだろうと思うし、この物語は『明治剣客浪漫譚』であって、かつて人斬り抜刀斎と呼ばれた男の「その後の話」なのがとても、とてもいい。 #る
加えてるろ剣で好きなのは主人公が一番苛烈に伝説を作り上げた物語ではなくその後の贖罪と新しい時代でどう悩みながら生きるかというところに焦点が当たっているところ。タイトルが「人斬り抜刀斎」ではなく「るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー」であるところにるろ剣の物語性が象徴されていると思う。 #る
歴史のダイナミズムを強烈に感じる演出が好きすぎる〜。
『今から約140年前 黒船来航から始まった「幕末」の動乱期渦中であった京都に「人斬り抜刀斎」と呼ばれる志士が居た』から始まるるろうに剣心の最初の書き出しもめ〜〜〜〜〜〜ちゃ大好き。 #る
『今から約140年前 黒船来航から始まった「幕末」の動乱期渦中であった京都に「人斬り抜刀斎」と呼ばれる志士が居た』から始まるるろうに剣心の最初の書き出しもめ〜〜〜〜〜〜ちゃ大好き。 #る
俺達 勝ったんだよな?正しかったのは俺達の方だよな?という弥彦に対して『何が正しいかは時代時代が後世の歴史に書き残す 拙者達が出来るのはその中で自分の正しいと思うコトを信じて…闘っていくことのみ…』という剣心の言葉がとても好きだし、その後の『ただ 強ければ生き弱ければ死ぬという「弱肉強食」の時代だけは 絶対に間違ってるんだ』まで含めて大大大好き。 #る
居酒屋の文化史についての本を読んでいるんですけど、抜刀斎と巴が出会った「酒処なぐら」についての解像度が少しだけ上がる気がします。同時に明治時代の貧民街についての本も並行して読んでいて、隈さんに想いを馳せている。 #る
東海道徒歩旅、日本橋〜三条大橋まで歩いたら帰りは大阪〜横浜を船で帰りたい(そのあと新橋まで電車)と思ってたけど、そんな便はなさそう、、???どう考えても疲労困憊で新幹線で帰る方が楽だから体力的にはありがたいけれども!明治時代の船旅についてももっと詳しく調べたい〜。 #る
剣心が歩いた東海道の道のりを私も歩きたい。実現できるかどうかはさておき、始めるなら5月14日夜(もしくは15日早朝)スタートで、帰りは船で帰ってきたい。 #る
私は相楽隊長と対話する左之助が「俺は もうあの十年前の悔しい想いを繰り返したくない」「そして誰にも二度と繰り返させはしない」っていうのが大好きで、特にこの「誰にも二度と繰り返させはしない」という考えに至れた左之助がめちゃくちゃ良いなと思う。 #る
剣心を強く想いながらも東京で待つ選択をした恵さんの覚悟と気持ちの込められた薬が薫に託されたところも、それを剣心が受け取るところも大好き。恵さんは最初から「皆は剣さんを追って京都に行くだろう、でも私はここで医者としての道を貫き通す」って覚悟ができてる。そんな中でひとりごちた「私だけが置いてきぼりか……」って言葉に思わず抱きしめたくなる。 #る
私は「剣心に会いたい」という気持ちひとつで京都に行った薫が大好きで、そしてその上で、人誅編で剣心から過去を告白され更には未来の不確実性を説かれた後に、それでも、だからこそ、薫の口を衝いて出た「私は剣心と一緒にずっと居たい」という混じり気のない透き通った想いが大好き。 #る
この上なく深い親愛の関係が根としてあるが故にたおやかに枝葉を伸ばし続けるんだ。 #る