No.55

剣心と薫は男女の恋愛というよりは、
ゆっくりと深まっていく人の絆という感覚で
描いていました。
そしたらキャラクターたちが勝手に動き出して
こうなった、という感じです。


『るろうに剣心祭 京都動乱開幕戦』にて「剣心と薫の距離感を描くうえで特に大切にしていることは」という質問に対しての和月先生からの回答が上記の文章なんですが、あまりにも最高なので 日日 の方だけでは飽き足らず繰り返しになりますがこちらの手帖にも書いておきます。Twitter的なつらつらととめどなく溢れ出る萌え語りは  日日 の方でしているのでご興味のある奇特な方は覗いてみてください。

人として絆を深めていった先に共に生きる道を選び取って今があるんですね……____「お帰りなさい」「ただいまでござる」「私は剣心と一緒にずっと居たい」「今一番大切な人」をはじめとした原作のセリフの重みと眩しさと表現の秀逸さに何度も唸ってしまう。本当に素晴らしい言葉選びと物語進行すぎる。
だからこそ巻之18で京都から帰ってきたあとの二人は恋愛的なドキドキラブラブというよりは「自然にしっくりしてる」距離感になってるんだなと益々腑に落ちる。この左之助が評したように「自然にしっくりしてる」状態が基盤にあって、その上で注ぎ続けた水が満ちたコップから溢れ出るように互いに豊かな感情がその時々であふれる、という感じだったらいいなと思う。互いのコップに水をそっと注ぐように慈しみ合う二人が私はいとおしくて胸がいっぱいになるし、和月先生からこの言葉を聞けて本当に嬉しい。

#るろうに剣心 #令和るろアニ

murmur