サイト内にるろミュのページを作りたいと思いつつなかなか着手できていない。たぶん25枚くらいある。まだまだ描きたい(語りたい)シーンもある。
絵の詰め合わせというよりはてがろぐでまとめた方がいいのかなと思いはじめており、10月までには未完成でも一旦なんらかの形にしたい!です!
10月は令和版アニメの京都編も放送開始するし、スパークでプチオンリーもあるし、そこまでに作り上げたいものがありすぎてどうしよう楽しい。

#サイトのこと

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5月17日でミュージカルるろうに剣心京都編の初日公演から2年経った。私が初めてるろミュを観劇したのは2022年5月21日のことだった。
最初にるろミュを観に行った時わたしはまだこれから自分の身に起こる様々な変化を何も予想できていなかったけれど、ただただ座ってるだけで訳もわからず全身が火照り、生の舞台から受け取った眩しい火花がずっと身体の中でパチパチと燃えているような、そんな感じだった気がする。一回だけの観劇のつもりだったがもう一度観たくなって追いチケした。二回目を観に行ったあたりで感情の滝壺に蹴落とされ寝ても覚めてもるろミュのことばかり考えてしまい衝動のままIHIステージアラウンド東京に通う日々が始まった。
もうどうしようもなくなってるろミュのFAを描き、原作の二次創作をするようになり、初めて本を作りイベントにサークル参加した。
元々原作がずっと好きで、その気持ちを深く再確認させてくれたのがるろミュです。

そんなるろミュが下記の日程で再放送するらしい!
円盤を今もずっと待ち望み続けてて、それはなかなか叶わないけれど、それでもWOWOWで放送があるのはありがたいです。
まだ観たことない人にもどうか届いてほしい。興味のある方はぜひご覧ください!


ミュージカル「るろうに剣心 京都編」
2024年6月13日(木)午後10:00〜午前1:45
WOWOWライブ(同時配信あり)

#日記

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明治十一年五月十四日


私は原作第五十七幕で剣心が「 すごく 嬉しかった 」と言っているのが大好きです。
こちらの漫画は「すごく 嬉しかった」と口にする直前の表情を正面から描きたくて描いたものです。

明治十一年五月十四日、あのとき剣心が薫に一言別れを告げてから旅立とうと決心をするまでにはそれなりの時間を費やしている。橋のところで川の流れを見ながら思いを巡らせていた時間は思った以上に長い、と思う。警視庁を出てからそのまま旅立ってもよかった。ただそれができなかった。
橋のところから神谷道場の近くまで行って、ずっと中に入ることができずにいたんだろう。おそらく左之助と恵が立ち去る姿を確認してから薫の元へ歩み寄っている。「弥彦は?」と弥彦を気にかけているのも胸が痛くなる。

読み返すほどに、剣心ってめちゃくちゃ感情が如実に表情に出ている気がします。薫の前に出てきた剣心の顔が見たことないくらい上手く笑えてなくて、無理矢理笑おうとして全然繕えてない。それが本当に良くて、剣心ってポーカーフェイスでは全然ないんだなと思う。東京編は笑って一線引いて後ろにいる、というのも事実なんだけど、これに限らず感情は思った以上によく顔に出ている。

あの時はもう今生の別れと思って神谷道場に来たんだろうと思うし、なんなら声をかけずに顔だけ見てそっと立ち去ることも選択肢に入れてたかもしれない。足取りは重たく神谷道場に入ることもできずにじっと近くで様子を伺っていたんだろう。

薫の前に出てきた瞬間のぎこちなさと、それでも感謝と決意を語る中で告げる「今までありがとう そして…さよなら」がすごく好きです。
あらゆるメディアミックスでいろんな明治十一年五月十四日がありますが、どれもそれぞれ良くて、見比べると原作はわりあいさらりとした印象があります。それでいてその後何度も思い出す薫の涙。そんな原作が本当にだいすき。

息を飲んで硬直する彼女が壊れないように、心休まる日々の感触をこのままずっと覚えていられるように。抱擁する必要なんて本来ないはずなのに、どこまでもひどく優しくて、そっと確かめるように回された手。「すごく 嬉しかった」と胸の内を明かしたのちに、「とどまる事は もう 許されない」からこそ衝き動かされたような、そんな抱擁が好きです。

初めて会った時…
拙者が人斬り抜刀斎だという事を知っても薫殿は引きとめてくれた
「私は人の過去になんかこだわらない」そう言って…
すごく嬉しかった


剣心が衝動的な抱擁に至るまでの感情の動きを思えば思うほど、思い悩んだ末に神谷道場に足を進めたのだと思うし、神谷道場が彼にとって本当に心休まる場所だったのだと思う。
「私は人の過去になんかこだわらないわよ!」「抜刀斎に居て欲しいって言ってるんじゃなくて私は流浪人のあなたに居て欲ーー」に薫が詰まっているし、そうやって自分の存在を承認してくれる他者との関わりが剣心を剣心にしてくれる。

第一幕で薫が『 本当の名前 』を尋ねてからの少しのあいだに湧き起こった剣心の感情をなぞると胸がいっぱいになります。
人斬り抜刀斎としてではなく、緋村剣心に出会ってくれてありがとう。もう旅立つことは決めているけれど、二度と会うことはないだろうけれど、あの時、本当に、すごく嬉しかったんだ。

#作品のこと #原作感想

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戴き物  のページをようやく整備することができました。とっても大切な宝物なのでそれを飾っておく宝箱が欲しかった。ありがとうございます!
自分で撮ったフィルム写真の中から、イメージに合いそうなものを選んでサムネイルも作ってみました。折句のサムネイルに使った植物ってヤツデそのものなんじゃないかと思ったんですけどどうだろう。かなり昔に散歩している最中道端で撮ったものです。

#サイトのこと

更新履歴

更新:氷すい (戴き物)

lilyの織さんからいただいた短歌や文を 戴き物 のページにまとめました。本当に本当にありがとうございます!
こちらの文は2023年6月に私が描いた「 氷すい 」を見て織さんが書いてくださったものです。
あまりにも…良すぎて…夏の日の午後、こもれ日の中で氷すいを食べる薫とそれを慈しむ剣心が本当に良すぎてクラクラします…。涼やかでいとおしい情景描写が本当に大好きです。

#戴き物

更新履歴

更新:六月二十日によせて。 (戴き物)

lilyの織さんからいただいた短歌や文を 戴き物 のページにまとめました。本当に本当にありがとうございます!
こちらの短歌「 六月二十日によせて。 」は2023年6月20日に私が描いた「 夜明けの先で 」を見た織さんが詠んでくださったものです。

朝凪のさなかに留め置きたくててのひらにてのひらを重ねる
長い夜が明けた先で巡り会った、というイメージで私は二人を描いていて、この絵を見て織さんから紡がれた一音一音がいとおしくてたまらないです。穏やかな余韻と叙情に満ちていて大好きです。
完全に私の勝手な感想ですが、朝凪って神谷道場という居場所、薫という帰る場所、そこで過ごす心休まる時間のことかなと感じています。

抜刀斎に居て欲しいって言ってるんじゃなくて
私は流浪人のあなたに居て欲――

#るろうに短歌 #戴き物

更新履歴

更新:花筵 (戴き物)

lilyの織さんからいただいた短歌や文を 戴き物 のページにまとめました。本当に本当にありがとうございます!
こちらの短歌「 花筵 」は2022年9月28日に織さんに詠んでいただいたものです。
雪代巴/神谷薫/緋村剣心の3人のあいだにある名状しがたい関係性を詠んでくださっていて、立ち上がる情景に息をのみました。

花筵とは「草花などが一面に咲きそろったさま、また、桜などが一面に散りしくさまなどを筵にたとえていう語。(引用:コトバンク)」とのことです。
私なりに抱いた感想を下記に記します。

#るろうに短歌 #戴き物

残せないものなどなくて手のひらの上に崩れた雪はつめたい
巴って「あの日死んだ」ことだけが巴の全てではなくて、それまで精一杯生きたこと、人を憎み愛し不器用に生きたこと、そういう巴の人生が、本当は剣心の中に残っている。剣心自身も答を見つけるまでは巴が罪の象徴となってしまっていたけれど、そうじゃなくて、巴はちゃんと生きたんだ、ってことが剣心の中に在る。凍てついた時間ではなくて、指先に触れる、じんわり広がるつめたさ。「生きたこと」の名残として「つめたい」という言葉を置いている。悲劇だった、忌むべき過去だった、と帰結するのではない。
あの日たしかに腕の中で静かにつめたくなっていったけれど、巴の「生」は剣心の中に溶け残っている。



蝶も人も等しく花の香のたもと祈りのようにまぶたを降ろす
記憶と香りは密接に結びついていて、その香のたもとでは蝶の羽のように人もまぶたを降ろす。誰しも。
剣心の過去に、巴の過去に、思いを馳せる薫。語りたくない過去を語ってくれたこと。その過去は現在の剣心に地続きで繋がっている。薫が大切だとおもう、現在の『剣心』を形作っている。過ぎ去った時間を巻き戻すことはできないけれど、たしかに生きた巴を想う。人生は不可逆。だから、祈る。
蝶から想起される情景は昼で、「まぶたを降ろす」ところで夜の帳が降りて、そっと「おやすみ」という言う薫が目に浮かぶ。



木蓮を揺らした風が頬にふれ今日までの正しさを肯う
「今日までの正/しさを肯う(うべなう)」が、句跨ぎになっていて、この一首の中に流れる過去と現在に至るまでの時間感覚を手繰り寄せる感じがある。過去を見つめ、風が吹き、振り向く、その起点。言葉のリズムによって動作を与えているような。
頬にふれる風は薫。過ちを犯してきたけれど、剣心が今日まで生きてきたことは正しい。それを肯定して、今、生きていることをありのままに受け止めて、受容する。木蓮はいろんなものを内包した「生命」みたいな。どこか巴のようでもある。風がやさしくふれる。その風が、剣心の「生」を肯う。
許されないで終わるかもしれない、報われない人生になるかもしれない。
それでも、生きて、その人生を完遂しようとする剣心。
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更新:折句 緋村剣心/神谷薫 (戴き物)

lilyの織さんからいただいた短歌や文を 戴き物 のページにまとめました。本当に本当にありがとうございます!
こちらの短歌「 折句 緋村剣心/神谷薫 」は2022年7月28日に織さんに詠んでいただいたものです。詳しい経緯と感想は以前WEBオンリー浪漫博覧会での無配で書いたので、下記に再録します。
折句、というものを初めて知ったのですが本当に凄過ぎて感激しまくりました。
今も私のスマホの待受はこの二首です。

#るろうに短歌 #戴き物

緋村剣心/神谷薫
 この二人の名前で折句を詠んでもらったのが二〇二二年七月二八日のことだった。
 朝まどろみながら習慣的に開いたツイッターに折句二首が投稿されていて、昨夜リクエストしたばかりのものがもう掌の中にあるという驚きがまず最初にあった。
 三十一音の中に「ひむらけんしん」「かみやかおる」の名前を折り込んで短歌を作る。私にはどう逆立ちしてもこの二首のような配列を組み立てることができないし、ただ名前の文字が組み込まれているだけではなく、三十一音の響きが生み出す奥行きと膨らみは同じことを私が千字で説明するよりも遥かに実態を伴って胸に迫る。

 ひ 日を生きて
 む 群れる子と遠
 ら 雷を聴く
 けん けんけんぱあは
 しん 真摯な歩み

 剣をそのまま『剣』で繋げないことの凄さ。『剣』から「けんけんぱあ」という言葉を手繰り寄せている上に、それは彼が守りたいと望んだ平和な時間そのものであるように思う。その日一日を生きることの尊さを噛み締めながら、子が群れ笑い熱心に遊びに耽る様子を慈しみ眺めている様がここに在る。「遠雷」で、夏の匂いが立ち込める。夕立が来そうだから、そろそろ帰ろうか、と微笑む彼が居る。
 何しろ「遠雷」のところのリズムがいい。そう伝えたら「句跨ぎ」という技法であることを教えてもらった。一つの熟語が句を跨いでいることで五七五七七のリズムの中にまた別の動きが生まれるような心地よさがあるように感じる。声に出して読むとさらに一音一音いとおしさが込み上げてくる。

 かみ 髪にふれ
 や ヤツデも花に
 か 変わること
 お 教えてあげて
 る 流浪のあとに

 ここでの「ヤツデ」は、庭木として日常にありふれた植物、しかしそこに帯びる日陰のイメージ、花が咲かなそうなイメージをこれまでの『剣術』に見立てているのではないかと私は解釈していて、そのヤツデを選び取ったことにまた感動している。
 髪に触れられる、その二人の距離感。ヤツデも花に変わること。人を斬らずに人を守る道、人を活かす剣にやがて変わっていってほしいという彼の願いを体現しようとする彼女。長く孤独な流浪の果てに辿り着いた「ただいま」と言える場所で、ひたむきに生きる彼女のその生き様で、教えてあげて、と。

 この二首に限らず、織さんの言葉が描く情景が好きだ。合同誌に収録したほかの六首はさらに抽象的で、それゆえに普遍性のある六首であるように思う。直接的にるろうに剣心だと説明するようなものではなく、あらゆる瞬間が光って浮かび、ゆっくりと焦点が結ばれる。目を瞑った時に網膜の中にチカチカ光って見える風景のようだと思った。いつかの、誰かの。そういう風景が私に流れ込んでくる。
 合同誌タイトル「愛されていたことだけわかる」も繰り返し読めば読むほど、なんて静謐な心象風景の中に優しい波紋を広げるような響きをもつ言葉なんだと震えた。時間や空間を超えてふと誰かが立ち止まり振り返るような視線の動きを感じる。

私の好きな宮沢賢治の『注文の多い料理店』序にこんな文章がある。

けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。
 織さんの言葉も私にとっての「すきとおったほんとうのたべもの」だと思う。この本を手に取ってくださった誰かにとってもそうなってもらえたら、どんなにさいわいかわからない。


引用
宮沢賢治「注文の多い料理店」新潮文庫

※あくまで私(ひさみね)の個人的な感想であり、短歌の解釈を一つに定めるものではありません。
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2024/5/9 0:58にメッセージをくださった方へ

わ〜〜〜ご覧いただいた上にwaveboxまで、本当にありがとうございます!!これからも楽しんで描いていきます🌸

https://wavebox.me/msg/9zyze2sl5z2elv4p/...
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お返事

同人総合サーチCOMPASS LINKさまに登録させていただきました!
サーチ登録、個人サイトを持ったらいつかやってみたかったことの一つなのでとっても嬉しい。
個人サイト巡りをするとやる気が漲ってくる。

#サイトのこと

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更新:【穏やかな一日を一緒に過ごす推しCPすごろく】

2023年10月17日にスペース機能を使って浅葱さんと「穏やかな一日を一緒に過ごす推しCPすごろく」で遊んだときの議事録です。
めちゃくちゃ楽し過ぎたので録音を聞き返し文字起こし&挿し絵を添えました。
浅葱さん、一緒に遊んでいただきありがとうございました!
何度読み返してもあまりに穏やかな一日すぎて萌え転がります。大好き!!

すごろくはこちら↓を使用させていただきました。ありがとうございます!

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インターネットの片隅を漂って他の個人サイトさんを閲覧しているとすごく心が休まるというか、体にきれいな水が行き渡るようなそんな気持ちになります。
濁流のようなSNSもそれはそれで楽しくこれからも私の距離感で続けていくと思うけれど、日々個人サイトがとっても好きだなという気持ちが募るばかりです。
しんと静まる夜にポッとあかりが灯っている。すごく個人的なことを手間暇かけて形にしてそっと置いていてくれてありがとうと思う。
しめやかで愛情深い場所を私もひっそりとゆるやかに続けていきたいです。

#サイトのこと #日記

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更新:【神谷道場見取り図考察】
上記記事にも書いていますが、私は数ある神谷道場の中でも特に原作無印における神谷道場が大好きです。まだまだ考え足りないので続けて研究していきたい。

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更新:【桜蘂降る】  

桜の花びらが散ったあと残った萼(がく)と蘂(しべ)が落ちることを「桜蘂降る(さくらしべふる)」というそうです。
昨日歩いていたら葉桜の並木道のなか桜吹雪が舞っていて、花びらとともに沢山の蘂も落ちてきていたのですが、これってなんて名前なのかなと思い調べてみたらこんな風情ある言葉を知りました。
ふと頭についた蘂を取ってあげるだけのなんでもない時間ですが、こういうセリフのない情景が淡々と続くものがわりあい好きです。

#作品のこと

更新履歴

2024/4/13 12:12にメッセージをくださった方へ

わ〜〜〜〜〜〜嬉しいやら恥ずかしいやら恐縮やらで!!すみません!!感想へのあたたかい感想ありがとうございます!!
(そしてお返事が遅くなりましたすみません!)

私も朝読み返した時ちょっと長すぎるカナ⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️とうっすら思ったんですがやっぱり長すぎました。夜中にラブレターの如きテンションで書いてしまいました。
全部読んでいただいた上にそんな風に好意的に受け取っていただき本当にありがとうございます、、!本や映画の感想ノート系の類いはずっと三日坊主で挫折し続けてきたんですが、そう言ってもらえると非常に励みになります。
『水木サンの幸福論』を読んだ感想は無理のない範囲でいつでも大丈夫なので!読んでいただいてることが何より嬉しいです!

https://wavebox.me/msg/9zyze2sl5z2elv4p/...
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お返事

2024/4/11 0:30にメッセージをくださった方へ

こんばんは!こちらこそ夜分遅くに失礼します!
『水木サンの幸福論』、持っております!
図書室に置いてあったのですね、素晴らしい〜〜👏
私の感想を聞いてみたいだなんてそんな奇特な…!と思いつつ、そうおっしゃっていただいたのが嬉しくて簡単にですが少し感想を綴ります。

私が水木先生の作品に初めて出会ったのは幼少期ですが、はっきりと“水木幸福菌”に感染したのは学生の頃だったと記憶しています。確か当時『大(Oh!)水木しげる展』という展示会が全国巡回しており、その展示内容にいたく心打たれました。『妖怪水木しげるのゲゲゲの幸福論』というDVDも繰り返し何度も見て、これは今でも大切に持っています。
作品自体だけでなく、水木先生の思想や人生の歩み、水木先生ご自身にも強く惹かれるようになったのがその頃からだったと思います。

幸福の七カ条はどれも本当に金言というか、私自身が年齢を重ねるごとにより実感を伴って良い言葉だな〜と思う機会が増えました。どれか一つだけでは伝わり切らない部分が出てきてしまうところを、七カ条にすることで豊かな奥行きと説得力が生まれているような、そんな気がします。私も右往左往して生きてきましたが、人生の節目節目や、ふと何気ない瞬間にこの幸福の七カ条を思い出してはそのたびに納得度が増していき「やっぱりこの言葉の通りだな〜!」と思うことが多いです。私自身は水木先生のように実践できているわけではないのですが、こうありたいと常々思います。

『水木サンの幸福論』には水木先生の半生が詳しく綴られていますが、このように波瀾万丈でありながら“ほがらかなニヒリズム”で時代を生き抜く水木先生の体験から導き出された『幸福論』だからこそ惹かれるのだとつくづく思います。飄逸としてユーモラスで繊細でのどかで仄暗さも併せ持つような、水木先生のそんなところが大好きです。
幼少期の原風景やのんのんばあとの思い出から、凄まじく壮絶な戦争体験、職を転々とした後の紙芝居〜貸本漫画家〜ガロ〜そして売れっ子漫画家へ、ラバウルへの再訪と妖怪研究家としての旅等々、水木先生の自伝はあらゆる媒体で描かれ知っているはずなのに何度読んでも飽きないです。あのような魅力的な作品を生み出す水木先生自身もまた、非常に魅力あふれる生き方をしていることに感銘を受けます。
締めが「ではまた、あの世で。いずれお会いできる日を楽しみにしている。」で心底痺れまくりです。かっこよすぎ〜〜!!

2023年のゲゲゲ忌にて
2023年のゲゲゲ忌にて


ちなみにこの本では見合いから結婚までが10日間となっていますがのちに武良布枝さんが『ゲゲゲの女房』を執筆するにあたって改めて色々調べてみたところ5日間だったそうです笑
水木先生関連書籍はあまりに多く私も決して全てを網羅できているわけではないのですが、どれもこれも面白くて大好きです!

送り主さまの『水木サンの幸福論』の感想ももしよろしければぜひ聞いてみたいです(全然強制ではないので送りたくなったらで!)。
今後も何かあればぜひお気軽にwaveboxに送ってください〜。
ありがとうございました!

https://wavebox.me/msg/9zyze2sl5z2elv4p/...
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お返事

2024/4/8 5:23にメッセージをくださった織さんへ

こんにちは、拍手ありがとうございます!そんな風に色づかいを褒めてもらえるとカラー絵に対する苦手意識が和らぎます…!励みになる言葉の数々、本当に嬉しいです。
春の絵、無事桜が散る前に描くことができてホッとしています。季節の情景をもっと描いていきたいです🎨
のんびりなペースですがこれからも本や個人サイトの制作を楽しんで続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします〜!

https://wavebox.me/msg/9zyze2sl5z2elv4p/...畳む

お返事

top絵を更新しました!

12月末に個人サイトをなんとか開設できてわーいやったー!となっていた瞬間からちょっと記憶が飛んでる。1月から3月が仕事面でも私生活でも怒涛すぎた。ようやく季節外れの夏の絵『パラソル』から春の絵『春がこぼれ落ちる』に更新できました。
クリスタで初めてまともに描いてみた絵です。クリスタがさっぱりわからなくて四苦八苦しながらもなんとか春が過ぎる前に描きあげられてよかった〜。

#サイトのこと #日記

更新履歴

更新:【log2】【log3】
描いてきたもの全部をここに格納していきたいけれどまとめ方でああでもないこうでもないと悩む。

#サイトのこと

更新履歴

更新:【log1】
やっと真ん中に線を引く方法がわかった!!!正確にいうとよくわかってないけど色々いじっていたらイラストと漫画とらくがきを区分することに成功した。

#サイトのこと

更新履歴

2023/12/29 5:11にメッセージをくださった織さんへ

ここまで辿り着けたのは全て織さんのおかげです。日参していただけてるなんて、本当に、すごく嬉しいです。ありがとう!
漫画「冬至」の感想も何度も読み返してます。「ふたりのあいだに留まっている柚子の香りや慈しみの空気」とか「剣心が湯のあたたかさと薫のやさしさに緩められほどかれているよう」とか、織さんの言葉で改めて表現してもらえるとなんだかもう胸がいっぱいです、、これからも大事に愛情を込めていけたらと思います。
冬至は一年で一番昼が短い日だけどそれがこれから春にどんどん向かっていく日でもあるねって織さんが言ってくれたからなんとか冬至の日にサイト開設まで漕ぎ着けました!
自分の家を自分で少しずつ拵えていく感じが楽しくて、ちょっとずつだけどより居心地の良い空間にしていけたらと思うのでまたお時間ある時に覗いてください。本当にいつもありがとう〜〜!

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お返事

2023/12/23 7:13にメッセージをくださった方へ

ご覧いただき本当にありがとうございます!精一杯込めた愛を受け取っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです!

https://wavebox.me/msg/9zyze2sl5z2elv4p/...
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お返事

お返事はこちらでさせていただきます!